先日、北海道博物館で北海道の歴史を見てきました。
入ってすぐに迎えてくれたのはナウマンゾウとマンモスの化石のレプリカ🐘
数億年前に南からはナウマンゾウが、北からはマンモスが北海道にやってきた様子。この2種類の象が同じ地層から発見されている事もあり、同じ時期に北海道にいた可能性が高いそうです。
北海道は内陸部に海獣の化石が発掘される事から、元々は今ある山が島のようになっていて、陸地は海の中にあったのではないかと推測でき、その後で海水が下がったり、氷河で繋がり、ナウマンゾウやマンモスがやってきたのではないかとの事。
食料であったその象たちを追い、人間も移動、定住していったと推測されるようです。
旧石器時代の人々は、北海道の北にある遠軽の白滝に良質の黒曜石(オブシディアン)を見つけ、その黒曜石を割って石器にし、獲物をさばく時に使用したり、矢じりや薄く割って骨に挟み剣のようにして狩猟に使用したり、良質な黒曜石がサハリンや道外への物々交換の品として使われていました。
ちなみにKuthumiで取扱いしている赤と黒の黒曜石の紅十勝は、ここ遠軽白滝産のもの。
金や銀に輝く黒曜石の玲瓏も、少し南下した置戸で採取された黒曜石です。
黒曜石は日用品として、古くから人間に寄り添い、共に生活し、生きるためには欠かせない大切な石でした。
同じく粘土質の土を形づけ、焼いて土器にして、食料を煮たり、保存したり、骨を細く取り出し研磨しながら形を整えて針にして、動物の毛皮を服にしたり、人間は大地からの恵みをアイディアで使いやすいものに変え、生命を維持し、生活環境を良くしていきながら、強くたくましく生きていたのですね。
そして昨日は、三笠市の博物館へ
私たち人間が生まれるもっと前、まだまだ恐竜がこの地球にいた頃を感じられる場所に行って来ました🍀その話はまた✋
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