糸魚川からお連れした鉱物たち②♪

翡翠(ジェダイト)が硬玉で、ネフライトが軟玉と言われますが、硬度・鉱物名・化学組成的にも全く違う両者。翡翠の方はヒスイ輝石で硬く硬玉、ネフライトは透閃石岩で硬玉に比べて柔らかいので軟玉。

今回出会った緑の石を鑑定して頂くと、下の大きい方は粒が荒いので透閃石、上の小さい方は粒が細かくなっているのでネフライトだと🍀

良質のネフライトは翡翠にかなり似ているため、ぱっと見は見間違えるそうなので、光に透かしてみて黒い繊維状の組織が直角に近い交わりになっていれば硬玉。角度が斜めで交わっていれば軟玉との事。ライト・ルーペ持参の世界です✨

こちらは流紋岩。海で見た時はこれはヒスイかも?って思ったものでしたが、鑑定して頂くと流紋岩(;´・ω・)素人目にはわかりにくいです。

流紋岩~二酸化ケイ素が多いマグマが地表で固まってできたもの。石英や長石が含まれている事が多い。マグマが地表で固まった石と言えば…黒色の天然ガラス黒曜石。これも部類的には流紋岩だという事です。

玄武岩~3億年前の二酸化ケイ素の少ないマグマが地表で固まった石。白い部分はガスが抜けた穴を埋めた石英だそうです。富士山の溶岩はこの玄武岩のよう。

そういえばセラピスト時代に温めてホットストーンの施術で使っていたのが玄武岩でした。

チャート~2.6億年前、海の中に放散虫の死骸が固まったもので、ほとんど石英から出来ているので硬い。

蛇紋岩~サーペンティンと言った方がわかりいいかも。濃い緑色をした岩石。地下の深いところにあるカンラン岩が変化した石。フォッサマグナミュージアムで鑑定して頂くときに、磁石を付けて判断していたくらいだったので磁鉄鉱を多く含む石です。

緑玉髄(クリソプレーズ)~これも翡翠だったらいいな…と思って採取したもの。

石英の非常に細かい結晶が緻密に 固まっているものを玉髄という。クリソプレーズは緑色のカルセドニーで、この緑はニッケルの色だそうです。

まだ続く…

   
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